北側の壁が緑色になる。外壁のカビ・藻の落とし方と、再発させない方法
公開 2026年9月9日/更新 2026年9月11日
建物の北側だけ、壁が緑がかっている。あるいは黒い点々が広がっている。名古屋のように湿度が高い地域では、よく見る症状です。
見た目の問題だけではありません。藻やカビが生えるということは、そこが「常に湿っている」という証拠です。原因を見ないまま洗っても、また同じことになります。
緑は藻、黒はカビ
| 藻(コケ) | カビ | |
|---|---|---|
| 見た目 | 緑色。面で広がる | 黒・茶の点々。斑点状 |
| 出る場所 | 北面、日陰、雨がかかる面 | 北面、通気の悪い場所、樹木の近く |
| 原因 | 水分+日光(弱くても可) | 水分+有機物+温度 |
| 建物への影響 | 保水して塗膜の劣化を早める | 同上。放置で下地に根が入る |
どちらも「水分が乾かない」ことが根本原因です。だから、日当たりが悪い北面と、雨だれが流れる筋に集中します。
なぜ生えるのか——4つの原因
- 塗膜の劣化:新しい塗膜は水を弾きますが、劣化すると表面がザラつき、水と汚れが留まります
- 日当たりと風通し:北面、隣家との隙間が狭い面、樹木の陰
- 水の流れ:雨樋の詰まり・破損で、水が壁を伝っている
- 近くの環境:庭の植栽、田畑、川、コンクリートの擁壁が近いと胞子が飛んできます
洗うだけでは、また生えます
高圧洗浄でほとんど落ちます。ただし、塗膜が劣化している状態では、1〜2年で戻ります。洗浄は「掃除」であって「対策」ではありません。
対策は、この3つの組み合わせです
① 塗り替えて塗膜の防水性を回復させる(水が留まらなくする)
② 防カビ・防藻の性能がある塗料を選ぶ(多くの外壁用塗料に標準で入っていますが、グレードによって効果の持続が違います)
③ 低汚染(親水性)塗料で、雨が汚れを流す状態を作る
この3つをやったうえで、雨樋の掃除と、壁際の植栽の剪定。ここまでやると、次の10年はかなり変わります。
① 塗り替えて塗膜の防水性を回復させる(水が留まらなくする)
② 防カビ・防藻の性能がある塗料を選ぶ(多くの外壁用塗料に標準で入っていますが、グレードによって効果の持続が違います)
③ 低汚染(親水性)塗料で、雨が汚れを流す状態を作る
この3つをやったうえで、雨樋の掃除と、壁際の植栽の剪定。ここまでやると、次の10年はかなり変わります。
自分で落とすときの注意
1階部分なら、ご自身で落とすことも可能です。ただし気をつけてほしい点があります。
- 市販の高圧洗浄機は圧力に注意:家庭用でも、至近距離で当てると塗膜を剥がします。30cm以上離す
- 塩素系漂白剤は使わない:色が抜けます。植栽も枯れます。外壁用の中性洗剤を
- 金ブラシでこすらない:傷が付き、そこに水が入ってさらに生えやすくなります
- 脚立での高所作業は避ける:毎年、転落事故が起きています。2階以上は業者へ
施工でできる工夫
私たちが北面の多い建物でやっていることです。
- 北面だけグレードを上げる:全面を高い塗料にすると予算が厳しいとき、傷みやすい面だけ上げる判断もあります
- 雨だれの筋が出る場所を確認:窓のサッシ下、ベランダの手すり下。水切り部材の追加で改善することがあります
- 雨樋の勾配を見直す:詰まりやすい形状なら、この機会に直します
- 色を選ぶ:濃い緑や青系は、藻が出ても目立ちにくい。逆に純白は目立ちます
放置するとどうなるか
藻やカビ自体が建物を壊すわけではありません。ただ、常に湿っている状態が続くことが問題です。
- 塗膜の劣化が他の面より数年早く進みます
- サイディングの場合、ボードが水を吸って反ることがあります
- 木部(軒天・破風)だと腐朽菌につながります
- 入居者様から「汚い」と言われる。内見の印象も当然落ちます
「北側だけ何とかしたい」でも承ります
1面だけの塗装も可能です(足場の有無で費用は変わります)。まずはなぜそこだけ生えているのかを見に行きます。雨樋の詰まりが原因なら、掃除だけで解決することもあります。調査は無料です。
1面だけの塗装も可能です(足場の有無で費用は変わります)。まずはなぜそこだけ生えているのかを見に行きます。雨樋の詰まりが原因なら、掃除だけで解決することもあります。調査は無料です。
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