大規模修繕はいつやる?工期の目安と、避けるべき時期

公開 2026年9月9日/更新 2026年9月11日

大規模修繕の施工写真

「そろそろやろうと思うけど、いつ着工するのがいいのか」。工期と季節の話は、意外とどこにも書いてありません。ここでは名古屋の気候を前提に、正直に書きます。

工期の目安

建物 工事内容 工期
木造2階建6戸 足場・外壁・屋根・鉄部・シーリング 3〜4週間
軽量鉄骨3階建9戸 上記+鉄骨階段・屋上防水 4〜6週間
RC4階建 打診調査・タイル補修・塗装・防水 6〜8週間
RC5階建20戸 大規模修繕一式 8〜12週間

この日数は雨で1週間ほど止まる前提で組んでいます。塗装は、雨の日と、湿度85%を超える日は作業できません。無理に塗ると乾燥不良で数年後に剥がれます。

季節ごとの向き・不向き

時期 向き 理由
3〜5月 ◎ 最適 気温・湿度が安定。乾きがよく工期が読める。ただし人気で予約が埋まりやすい
6〜7月上旬(梅雨) 作業できない日が増え、工期が1〜2週間延びやすい。ただし業者は空いている
7〜8月 乾きは最速。ただし窓を開けられない期間が入居者様の負担に(塗装中は臭いのため)
9〜11月 ◎ 最適 春と同じく安定。台風の時期だけ注意(足場は台風前にシートを畳みます)
12〜2月 気温5℃を下回ると塗装できない。日照時間も短く、1日の作業量が減る
賃貸物件でいちばん避けたいのは「1〜3月」です
季節の問題ではなく、入居の繁忙期だからです。この時期に足場とメッシュシートで建物が覆われていると、内見に来たお客様に建物を見てもらえません。年明けから3月は、賃貸物件にとって1年でいちばん大事な時期です。
逆に、4〜5月または9〜11月に工事を終えて、繁忙期をきれいな状態で迎えるのが理想的な組み方です。

着工までの流れと、逆算のしかた

  • お問い合わせ → 現地調査(60分
  • 診断報告書と見積のご提出(1週間ほど
  • ご検討・相見積もりの比較(2週間〜1ヶ月
  • ご契約 → 工程の打ち合わせ・材料の手配(2〜3週間
  • 入居者様へのご挨拶・掲示(着工1週間前
  • 着工 → 完工(3〜8週間

合計すると、問い合わせから完工まで3〜4ヶ月を見ておくと安心です。「9月に足場を外したい」なら、5〜6月には動き出す計算になります。

台風のとき、足場は大丈夫か

よくいただく心配です。台風の接近が予報された場合、メッシュシートを畳みます。シートは風を受ける面積が大きいので、そのままだと足場ごと倒れる危険があります。畳めば風が抜けます。

そのぶん作業は止まりますが、安全が優先です。この対応をするかどうかは業者によって差が出るところなので、契約前に確認しておくとよいと思います。

工事中、入居者様にお願いすること

  • 洗濯物を外に干せない期間があります(高圧洗浄・塗装の日/事前に日程を掲示
  • ベランダの荷物を一時的に寄せていただく
  • 窓を開けられない日があります(塗装の臭いのため/半日〜1日単位)
  • 足場があるあいだの防犯(施錠の徹底をお願いする掲示を出します)

これらの案内・掲示物の作成・投函は、すべて当社が行います。オーナー様が入居者様からの問い合わせに対応することはありません。

診断・お見積りは無料です 部位ごとに「あと何年もつか」を判定した報告書と、数量・単価入りの内訳見積をお渡しします。その場で契約を迫ることはしません。
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